2012年4月13日金曜日

ニューヨーク日本人の乳がんサポートネットワーク - NEST


手術後約2ヶ月して、SHARE ( NYCにある大き大きなサポートグループ)の様々なプログラムの中から、まず治療が終了した人のためのグループ.ミーテイングに参加することにしました。同じメンバーによる週一回、計10回のミーテイングです。数年前に治療を終えた体験者の方が進行役でした。


どのようにポストインシデント分析や批評を与えるために

まず強調されたのは"プライバシーの守秘"についてでした。ここでの話は外でしないように、家族にも、個人名を出してメンバーのことを話さないように、と何度も言われました。 毎日、会の始まりと終わりに念を押されました。後に参加した別の体験者グループや、この日本人グループでも、さらに、関連する他のワーク.ショップ等でも同じでした。当時家庭にこもって、心配してくれる親しい家族や友人に囲まれ回復についての不安や、将来への恐れ等を何も考えずに口にしていた私には、正直なところその意味が良くわかっていませんでした。もちろん、プライバシーが大切なのは日本でもどこでも同じで、興味半分に他の体験者のことを話す気持ちもなく異存はありませんでしたが。"このsafety environmentで、話したい事はなんでも安心して言ってください"という言葉を聞いて、アメリカでは悩みや体験を話すのに安全な環境がそんなに貴重で大切なことなのか?と思ったぐらいです。これが参加者にとって、どんなに重要な意味を持っているかが理解できるようなったのは、彼女たちの様々な状況や体験を聞いてからです。特に深刻なのは働いている人達に影響がある場合です。会社はそれを理由に解雇できないと法律で定められていますが、合理化を進める企業にとって、格好のマイナス材料になり、別の理由をつけて解雇されるケースが多々あるとのことです。


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会社を相手取って裁判を起こしているけれど、証明すのは難しく難航しているという体験談も聞きました。そこまでいかなくとも社内のライバルから噂を広げられ、降格人事があったと憤っている人もいます。フリーで仕事をしている人は、同じ建物内の住人にも知れれないように気をつけていると言っていました。また、東京からの帰りの便に以前の体験者グループの一人と乗り合わせたことがあります。彼女は初めての日本への観光旅行からの帰りのツアー仲間と一緒でした。2人とも驚き、再会を喜びましたが、一瞬彼女の目に浮かんだとまどいに気づいたので、"友達です"と自己紹介しました。あとで機内の隅で話した時に、彼女はまず"さっきはごめ� �なさい。でも、この人達はあの事を知らないから。わかってくれてありがとう"と言い、念願の日本旅行に、状況を知らない人に混じって出かけるまでに回復したことがうれしいと話てくれました。リンパ浮腫の恐れがあるので、重い荷物をもっての旅行には不安があったけど、その気持ちを克服して出かけ楽しんだことに満足そうでした。たとえ悪意はなく善意からでも、他人には言わない、という原則が大事だと実感しました。

これからのことは、違う文化でも人間としての共通点が沢山あり、広い世界も世間は案外狭く、オープンに見えるアメリカ社会にも影の部分があり、個人主義だからこそ大変なこともある、ということを教えてくれました。健気にがんばっている働く女性達の姿も浮かび上がってくるではありませんか。< /p>

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私自身も働くことを考えた始めた時に、仕事捜しにどのような影響があるのか不安になり彼女たちの気持ちが他人事ではなくなりました。SHAREや他のサポート.グループも専門家による法律的な権利、知識のレクチャーや、仕事を捜す人向けのワーク.ショップ等を開いて支援してくれています。基本的なことは、会社は面接の際、病気に関する質問はできない。社内の保険関係を取り扱う人はそれを知っていても他言してはいけない。それを理由に解雇できない等です。(必ずしも守られていないのが現実としても…)採用後に会社に提出する書類(保険関係)には虚偽の記載をしないこと。事実に反することを書いたということが、何かあった時、本人に一番� ��利になるからだそうです。

では、自分の状況を説明す必要がある時どう表現するのか。

経験豊かなソーシャル.ワーカーの答えは、「相手の目を見て、リラックスして、"私はcancer survivorです"と言って、にっこり微笑みなさい。働くにあたって、この事は問題ない、というあなたの態度、信念が大事です」でした。 これは仕事を離れた場面でも大切な心構えのような気がします。 グループ.ミーテイングの内容から横道に逸れてしまいました。「同志」の集まりだからこそ心を許して語り合い、また各々の人生に戻って立ち向かう、という原則を守っているミーテイングのあり方に深く共鳴しています。この会の主催者の松本さんも常々おっしゃているので、私も安心してこのように皆様と体験を共有できることを感謝しています。


さてそのミーテイングですが、日程の都合で途中で行けなくなり、改めて別のサポート団体のグループ.ミーテイングにも参加しました。どちらも様々な年代の 10~15名の集まりでした。自己紹介から始まり、皆途中で一度は感極まって涙を流し、話をきいている側ももらいなきしました。ちいさな子供とまだ赤ちゃんを抱えているのに夫が家を出ていってしまった若い女性。年頃の娘に与える影響を心配している母。夫の希望で引っ越して都会をはなれるが、今の医者から離れるのが不安な人。親友に話そうとしたら、聞いてくれないので悲しいという人。家族.友人.医者の何気ない態度や言葉に傷つき立ち直れないでいる人。長年の母親との確執がこのような時にも大きく影をおとしている人。熱心に抗がん剤のことを調べ、担当医とわたりあっている人。来週の定期検診が不安でしカたのない人。進行役は家族.親しい友人のなかにも、病気の事実を受け入れられず、患者とどう接して良いかわか� �ない人が多いことを話してくれました。時には、メンバー同志で議論が白熱します。すると一人の物静かな中年女性が、深い洞察の一言を発し皆納得して収まるということが何度もありました。


ソーシャル.ワーカーが進行役のミーテイングでは、彼女の知識の豊富なこと、手綱さばきの見事なことに感心しました。10回のグループ.ミーテイングが終わった時は良き先生の元で卒業式を迎えるクラス.メートのようでした。他のグループのように、私達も自主的にミーテイングを続けることにし、その後何回か集まっています。始めは治療法等の病気に直接関係したことだったのが、しだいに心の中にわだかまっている感情を話すようになり、最近のミーテイングではspiritual (精神的)なことが話題になりました。皆の関心の移り変わりが興味深く思われます。



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